Google UXデザインコース4 の感想とリサーチ
コース4の流れ
コース4はリサーチの4つのステップ:
(1.リサーチの計画 2.リサーチの実施 3.結果の分析と合成 4.インサイトの共有と宣伝)の流れに沿って進行します。
前コースまでに作成したローフィデリティプロトタイプのユーザービリティスタディを計画・実行し、その結果を分析し、インサイトを見つけ共有します。
今回初見の方は、前回の振り返りからご覧いただくと流れがわかりやすいかと思います。
コース2 ユーザーインタビュー
コース3 ローフィデリティプロトタイプ作成
1.リサーチの計画
まずはリサーチの計画を立てます。リサーチは多様な手法がありますが、今回はユーザービリティ・スタディをやります。リサーチするにあたって必要な項目を記入した計画書をまとめます。
計画書に必要な項目:1.プロジェクトの背景 2.リサーチの目標 3.リサーチの詳細な質問 4.KPI(重要業績評価指標) 5.方法論 6.参加者 7.参加者に質問するスクリプトや質問内容
具体例として私の計画書をご紹介します。計画書の内容は、前回に引き続き某テーマパークのスナックショップモバイルオーダーアプリで、実際にテーマパークがクライアントになったつもりで記入しています(私の課題の意思決定にCEOは登場しませんし、飲食券も提供できません。もちろん協力いただいた方に謝礼はします)項目は本コースにて必要とされた項目です。
今回のリサーチ計画では対象ユーザーに前回のローフィデリティプロトタイプを使ってもらい、問題なく操作完了できるかをテストします。どの操作をテストしてもらいたいのか、どんな指標でこのテストを評価するのか、どんな方法でテストするのかどんな参加者がいるのか、などをチーム全体の共通認識とするために文章化しておきます。
2. リサーチの実施
そして今回は友人等に協力してもらってユーザービリティテストを実施しました(もちろん理想は計画書で定めたハー○ニーランドのユーザーです)。テストは5〜8人で行うのがベストな人数らしいので5人に調査しました。テストの様子は、各プロンプト(縦軸)ごとに5つの項目(横軸):タスク、クリックパス、観察、引用元、タスク完了に沿ってメモしておきます。 今回1人だけ事例をご紹介します。
引用元の項目の各発言に関しては、あらかじめユーザーが思ったことは素直に声に出して言ってもらうようお願いしています。それによって行動を取る前の心情を把握するねらいがあります。
他4人にも同じようにリサーチをしましたので、結果を照らし合わせて、分析します。
3. 結果の分析と合成
結果から見えてきたことを付箋へ書き、分析します。分析にはmiroを利用しました。付箋から共通項目を見つけていき、グルーピングします。グルーピング結果から強いインサイトを探します。強いインサイトはユーザーエクスペリエンスへの共感を高めるもので、明確な改善点が見えてきます。
4. インサイトの共有と宣伝
最後はGoogleスライドやPowerPoint、Keynoteなどプレゼンテーションツールを使って、プロトタイプの改善ポイントやこのインサイトをまとめました。
今回のリサーチを通じて、席予約の方法をわかりやすくする点と注文品の準備ができたら知らせる点を可能にする改善を施しました。
さいごに
ついにGoogle UXデザインコース4まで進みました。全7コースのため「ようやく折り返し地点が見えてきたな〜」という気分です。
今回のリサーチでユーザーにわかりづらかった点は改善を加えます。そして次のコース5からデザインに落とし込みます。どんなデザインになるか、次回をお楽しみに〜。